逆転裁判シリーズと「采配のゆくえ」

■逆転裁判シリーズと「采配のゆくえ」

GBA「逆転裁判」 DS「采配のゆくえ」
逆転裁判シリーズ(カプコン) 采配のゆくえ(コーエー)
 カプコンから発売されている法廷バトルアドベンチャー。GBA「逆転裁判」(2001年10月12日発売)以降GBAやDSで展開、老若男女問わず多くのファンを獲得した名作。プロデューサーは巧舟氏。
 プレイヤーは弁護士・成歩堂龍一や王泥喜法介を操作する。「探偵パート」で情報や証拠を集め「法廷パート」で証人の証言に隠されたムジュン(矛盾)を指摘し、被告の無罪を証明することがゲームの大まかな目的。
 成歩堂のライバル・御剣怜侍を主人公としたスピンオフ作品(逆転検事シリーズ)も発売され、好評を博している。
 コーエーから発売されている合戦アドベンチャー。2008年10月23日発売。ハードはDS。開発はω−Force。
 プレイヤーは石田三成となり、関ヶ原の戦いで西軍を勝利に導くのが目的。基本的には慶長5年(1600年)9月15日の早朝から翌朝までの丸一日を体験するストーリー構成となっており、「戦略パート」で情報を集め「合戦パート」で自軍の武将に指示を与えて勝利を目指すことになる。
 三成の命令に従わない武将に対しては「説得」を行い、相手の心を動かす必要がある。


「采配のゆくえ」を開発したのは無双シリーズで有名なコーエーの開発チーム・ω−Force。戦国BASARAシリーズを巡るカプコンとコーエーの確執を知る人々の間では、「『采配のゆくえ』は戦国BASARAシリーズに対するコーエーの意趣返しである」とまことしやかにささやかれている。
 以下、この二つのゲームについて考察する。