キャラクター

■直江兼続と浅井長政

戦国無双シリーズの直江兼続戦国BASARAシリーズの浅井長政
初出:PS2「戦国無双2」(2006年2月24日)

初出:PS2「戦国BASARA2」(2006年7月27日、NPCとして)
【戦国無双シリーズの直江兼続像】【戦国BASARAシリーズの浅井長政像】
●義を重んじ不義を憎む●正義を重んじ悪を憎む
●不義の権化とみなす伊達政宗と激しく対立する●悪の権化とみなす織田信長と激しく対立する
●白を主体とした装束(白は上杉家のイメージカラー)●白を主体とした装束(ウルトラマンのような特撮ヒーローをイメージしたものか)
○武器は宝剣と札○武器は刀
【一般的な直江兼続像】
・安土桃山時代に活躍した上杉家家老
・利を捨て義を重んじた人物として有名、有能な政治家として名を馳せた
・「愛」の一文字を前立てにしつらえた兜をかぶっていたことが注目される

【一般的な浅井長政像】
・近江の有力な戦国大名
・父(久政)から強奪に近い形で家督を相続するが、優れた指導者として家中を統率する
・朝倉家とは古くからの盟友
・政略結婚で娶ったお市を深く愛するも、義兄の信長が朝倉家と対立し、信長包囲網に加わる
・最終的には織田信長に滅ぼされ、29歳の若さで父と共に自害した
・当時の美的基準から見て美形だったとされる

【参考】真・三國無双シリーズの馬超(画像は「真・三國無双6」)【参考】「采配のゆくえ」の井伊直政

初出:PS2「真・三國無双」(2000年8月3日)

初出:DS「采配のゆくえ」(2008年10月23日)
 シリーズ全体を通じて血気盛んな若き騎馬武者として描かれている。「錦馬超」という異名をとっていた史実を反映し、毎回勇壮な衣装を纏っている。
「正義のために!」という言葉を連呼するのが印象的だが、これは無双シリーズ独自のキャラづけ。
 主君である徳川家康に心酔し、自らを「正義(=家康)の使者」と称する若き猛将として描かれている。赤備えの甲冑は史実通りだが、特撮ヒーローを意識したキャラクターデザインとなっている(公式設定資料集に記述あり)。
 家康と敵対するものをすべて悪とみなす極端な性格で、「悪あるところに正義あり」といった決め台詞からもわかるように、「正義」「悪」といった語が口癖になっているなど、采配のゆくえ独自のキャラづけがされている。
 このページには、参考を含めて(1)「正義」「義」に相当する語が口癖となっている(2)直情的な性格の持ち主(3)若い男性、という共通点の多い4キャラクターを掲載した。
 戦国無双シリーズの浅井長政と直江兼続は、「真・三國無双シリーズの馬超のパロディではないか」という認識を持っているファンが多い。コーエー側としても自社パロディの意識があるらしく、「無双OROCHI 魔王再臨」では、馬超・浅井長政・直江兼続の三人が「正義」「信義」「義」の名のもとに共演する場面が見られた。
 時折「『采配のゆくえ』の井伊直政は『戦国BASARA2』の浅井長政の設定を流用しているのではないか」と疑う戦国BASARAファンの声が聞かれるが、井伊直政はむしろ自社パロディとして無双シリーズの馬超を意識して作られたものと思われる。ファン向けのアンケートにあった「『采配のゆくえ』の井伊直政に声優を当てるとしたら誰がよいか」という質問では、無双シリーズの馬超の担当声優である服巻浩司氏が1位に挙がっていたことから考えても、ファンの間でもそういった認識が浸透しているようだ。

【参考】発売順
2000年8月3日:PS2「真・三國無双」――馬超
2006年2月24日:PS2「戦国無双2」――浅井長政、直江兼続
2007年7月24日:PS2「戦国BASARA2」――浅井長政
2008年10月23日:DS「采配のゆくえ」――井伊直政