キャラクター

■濃姫:無双先行のキャラクター

戦国無双シリーズの濃姫戦国BASARAシリーズの濃姫

初出:PS2「戦国無双」(2004年2月11日)

初出:PS2「戦国BASARA」(2005年7月21日)
【戦国無双シリーズの濃姫像】【戦国BASARAシリーズの濃姫像】
○信長との濃厚なラブシーンや屈折した愛情表現が特徴○信長を恐れながらも愛する従順な妻
○武器は暗器○武器は二丁拳銃(南蛮渡来の火器という設定)
●右足を大胆に露出した和服●右足を大胆に露出した和服
●妖艶な雰囲気の美女(戦国無双独自の設定)●妖艶な雰囲気の美女(戦国無双の設定の流用か)
●蝶をモチーフにした演出が多い●蝶をモチーフにした演出が多い
●×+△でかかと落とし●×+△でかかと落とし
【一般的な濃姫像】
・斎藤道三の娘であり、織田信長の正室
・本名は帰蝶。通称の「濃姫」はもともと「美君」という意味
・信長に嫁ぐ際、父(道三)に「信長がうつけであれば殺せ」と短刀を渡されるが「信長がうつけでなければこの刀は父上を刺すことになります」と言ったとの逸話が残る
・結婚後の経歴や正確な人物像は不明だが、山岡荘八の歴史小説の影響で知的で気性のしっかりした女性、信長にとっての良き妻というイメージが広まっている
・信長の正室でありながら、信長との間に子供をもうけたという確かな記録はない
・実際に戦場に出たとの記録はないが、近年の大河ドラマなどでは、本能寺の変で濃姫が自ら薙刀を振るって応戦するという演出がなされることがある

【参考】「決戦V」に登場する帰蝶(濃姫)
「決戦V」帰蝶(濃姫)
初出:PS2「決戦V」(2004年12月22日)
「決戦V」は、主人公の織田信長やその家臣たちを操作し、ストーリーを進めていくシミュレーションゲーム。コーエーの作品。「戦国無双」の約10ヶ月後に発売されており、メモリーカードに「戦国無双」や「戦国無双 猛将伝」のセーブデータがあれば前田慶次・稲姫をゲスト出演させることができるなど、戦国無双シリーズとの関わりが深い作品となっている。
 本作において濃姫は「帰蝶」の名で登場、自ら武芸で夫の信長を補佐する凛々しく清楚なヒロインとなっている(従来の濃姫像に近いか)。戦国無双シリーズの濃姫とはかなり異なったキャラクターとなっているが、左足を隠し右足を露出した衣装を纏い、技を発動させると蝶の羽が舞い散る演出がある