操作方法・ゲームシステム

■猛将伝と英雄外伝

　無双シリーズはほとんど毎作品「○○無双△ 猛将伝」というタイトルをつけた追加ソフトを発売するのが恒例となっている。悪名高い「コーエー商法」である）。

【具体例】「戦国無双2」と「戦国無双2 猛将伝」
　「戦国無双2 猛将伝」は基本的には「戦国無双2」とゲームシステムは同じだが、修羅属性のパワーバランスなど若干のシステム調整がされている。
　「戦国無双2」のデータを引き継ぎ、入手したアイテムやお金を「戦国無双2 猛将伝」で使用することができる。
　「戦国無双2」ではノンプレイヤーキャラクターだった人物が「戦国無双2 猛将伝」ではプレイヤーキャラクターに昇格、または新規キャラクターが登場し、無双演武（ストーリーモード）がつくようになることが多い。
　「戦国無双2」で操作できたプレイヤーキャラクターは「戦国無双2 猛将伝」では操作できないが、両方のディスクを持っていれば、「結合（ミックスジョイ）」という作業を行うことで、「戦国無双 猛将伝」の要素に「戦国無双」の内容を付け足すことが可能（ありていに言ってしまえば、中古対策である）。
　傭兵演武という新たなゲームモードも登場している。

　戦国BASARAシリーズでも、似たような追加ディスクが発売されている。「戦国BASARA2」の後に発売された「戦国BASARA2 英雄外伝」である。
　これは戦国BASARA2のプレイデータを引き継ぐのみで猛将伝のように結合（MIX JOY）をする必要はないが、やはり「戦国BASARA2」でノンプレイヤーキャラクターであった武将がストーリーモードつきのプレイヤーキャラクターに昇格したり、外伝と称する追加ステージがあるなど、猛将伝に酷似している。

戦国無双シリーズ追加要素戦国BASARAシリーズ
「戦国無双 猛将伝」：「戦国無双」のデータ引き継ぎ可能
「戦国無双2 猛将伝」：「戦国無双2」のデータ引き継ぎ可能
「戦国無双3 猛将伝」：「戦国無双3」のデータ引き継ぎ可能		データ引き継ぎの有無「戦国BASARA2 英雄外伝」：「戦国BASARA2」のデータ引き継ぎ可能
「戦国無双 猛将伝」：
本多忠勝・羽柴秀吉・稲姫・今川義元
「戦国無双2 猛将伝」：
前田利家・ガラシャ・長宗我部元親・
今川義元・柴田勝家・佐々木小次郎
「戦国無双3 猛将伝」：
阿国・濃姫・森蘭丸・今川義元・
風魔小太郎・前田利家・柴田勝家・
ガラシャ・綾御前・福島正則		新ストーリー追加
（太字は無印でも登場していたがストーリーがなかったキャラクター）		「戦国BASARA2 英雄外伝」：
片倉小十郎・お市・浅井長政
「戦国無双2 猛将伝」：傭兵演武
「戦国無双3 猛将伝」：創史演武、腕試し、武将鑑賞		新規ゲームモード追加「戦国BASARA2 英雄外伝」：
外伝モード
「戦国無双 猛将伝」：キャラクターの成長システム、アルゴリズムの変更、ステージの明度改善
「戦国無双2 猛将伝」：修羅属性効果調整		システム調整「戦国BASARA2 英雄外伝」：
挑発を行った際のバサラゲージ増加量上昇、敵硬直時間調整
「戦国無双2 猛将伝」：2Pカラーコスチューム新規コスチューム追加「戦国BASARA2 英雄外伝」：
染衣装
「戦国無双 猛将伝」：難易度「天国」「修羅」登場
「戦国無双2 猛将伝」：階級上限引き上げ、武器技能上書き可能、新チャージ攻撃、新規武器、難易度「天国」「修羅」登場
「戦国無双3 猛将伝」：武器技能上書き可能、新規武器、難易度「天国」「修羅」登場		その他追加要素「戦国BASARA2 英雄外伝」：
バサラくじ登場、二人プレイ可能

※ なお、カプコンは2011年秋にはPS3/Wii「戦国BASARA3 宴」を発売することを発表した。これはPS3/Wii「戦国BASARA3」（2010年7月28日）の追加ソフトであり、「『英雄外伝』とつけると新規のお客様がとっつきにくく感じる」（小林裕幸氏のインタビューより）ということで「宴」と名付けられたとのこと。
　実質的には英雄外伝と同じものと考えてよい。